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新卒入社の3割以上が離職 フォローの有無で差

以下「新卒入社の3割以上が離職 フォローの有無で差、連合調査記事より引用

連合が発表した新卒社員の2022年「入社前後のトラブルに関する調査」によると、入社5年目までに約3割が離職しており、辞めた理由は「仕事が自分に合わない」が最も多いことがわかりました。入社理由として最も多かった上位3は「無期雇用(正社員)」の33.9%、「業務内容」の20.7%、「やりがい」の20.1%でしたが、会社の問題点として「残業が恒常的」の29.2%、「仕事に見合わない低賃金」の29.0%を挙げる人が目立ちました(いずれも複数回答)。

最初に入社した企業に現在も勤務している人は66.8%で、「1年超~2年以内の離職」が10.4%、「半年以内の離職」が7.7%など、全体では33.2%にのぼりました。ただ、入社後の新人研修や先輩らのアドバイスなどがあった人の離職率は30.9%、なかった人は41.9%とかなりの開きがあり、入社後のフォローの有無が影響していることをうかがわせます。

転職も含めた数年間の「初期キャリア」の重要性も

一方、公益社団法人・全国求人情報協会は、「若者にとって望ましい初期キャリア~“3年3割離職”の実情」を発表。大卒就職者の「入社後3年以内の離職率3割」という状況が約20年間にわたって続いている背景と実態を切り口に、早期離職自体のみを問題視するのではなく、転職も含めた卒業後数年間の「初期キャリア」で自信や納得感を獲得できる仕組みづくりが重要と分析しています。

調査・分析は、企業人事の第一人者・中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)の佐藤博樹教授が務めました。入社後3年未満の離職を「早期離職」(30.5%)、その後に再就職した人を「早期転職」(25.3%)と呼び、「早期転職」の満足度は約70%で、小規模企業への転職や賃金が減少する転職でも半数以上が「満足している」と回答しており、佐藤教授は「転職後の満足度を左右する要因は、仕事のやりがいや労働環境など多様な要素があると考えられる」としています。

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